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『七獅武遊録』第15話

ちびっ子剣士・御嶽七獅(みたけななし)は
武友ムサシとの旅の途中で
見目麗しい貴人と知り合い・・・・・

---- 発表時期 ------------
・紀元2677/04/03〜11/08

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壺姫

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なぜこの男は壺(つふ)姫を執拗に狙うのか。壺姫とはいったい何者なのか。


そう。壺姫の山越えはすでに敵の知るところとなっていた。
ただ、広大な山中に、しかも他国に、くまなく刺客を放つわけにはいかなかったのが、攻め手の弱みであった。




























壺姫の朱塗りの刀は、金を散らした見事な拵えであった。








ムサシの指導の賜物。壺姫、渾身の一撃を見事脳天に見舞う。


山寺から離れた木立にて・・・・・


七獅は尋常ならざる集中力を以て壺姫の気配を追う。










月は隠れ、そよとの風も吹かぬ中、
ただ草を踏む音だけが聞こえた。





























































壺姫が男装していたことをムサシはようやく悟った。







おしまい

お断り

本作品には時代劇という性質上
現代では使われない表現が
まれに使用されています。
これに対する耐性がない方は
閲読をお控えください。

本作品の時代考証は
徹底的にデタラメです。

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