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『七獅武遊録』第9話

ちびっ子剣士・御嶽七獅と
自称・美少女剣士の剣谷一女。
彼らの前に天狗が・・・・・?

---- 発表時期 ------------
・紀元2673/09/01

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天狗岳の魔性

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天狗岳を通ろうとする七獅と一女

旅する二人に声をかけるのは







七獅らをうかがう不気味な目・・・・・







農夫、大介は
ここ3か月の間に立て続きに起きた
天狗岳近くでの村人殺しについて
詳細を語った。







一女の考えは
「人間よりも天狗のほうがまし」





さすが七獅はたくましい


一女呆然






警告なし。問答無用で白刃をかざす騎馬武者。
これこそ、天狗の正体か?







たまたま目に入ったのは・・・・・








大刀を鞘に納め、
脇差を引き抜いた騎馬武者は
これを手裏剣がわりに
樹上の一女に狙いを定めた。


一方、七獅は・・・・・







一息ついたのは絶体絶命を逃れたウサギ。
一方、一女は・・・・・



しかし
一女の叫びにかえって異変を感じた七獅。







七獅は一女のもとへ急ぐ









人違いではなかろうと思いつつ
一応は確かめる七獅。






騎馬武者、秋津時実の脳裡に
かつてあやめた者の姿が順々に映し出される。
はたして
なぜに時実は
かくも無残な行いにいでたるか・・・・・

時実は
毎朝、毎夜、
神社仏閣に詣でて祈願した。




夢かうつつか
まばゆい光に導かれ



験あってか
天竺の神仏が御利益を・・・・・





狂人ゆえに幻惑されたか
幻惑されて狂人になったか・・・・・






七獅は捷い





尋常ならざる七獅の跳躍。





骨が砕けでもしたか
時実は戦意喪失。
一方、時実の馬は・・・・・






主客転倒。
強者から弱者へ落ちた時実。
果たして
弱者の寄る辺なさを悟ったか。






ようやく追いついた一女
七獅の凶行を間一髪で遮る。





一女は敢えて肉体言語で以て
七獅を叱咤する。






一女の説教は
あまりにも長かった。







そして
天狗岳に出る天狗は
爾来
姿を消したとさ。

おしまい

お断り

『七獅武遊録』は時代考証をはじめ
何から何まで全て虚構です。
だから
「子どもが大人に敵うはずがない」等の
野暮なツッコミはご遠慮ください。

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