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『七獅武遊録』第3話

天下分け目の兵乱はやみ
平和の息吹が吹き始めた頃。
ひとり野を行く、その人影は・・・・・・。

---- 備考 ------------
・掲載日2672/06/21

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愛と悦楽の追跡劇



七獅は行く。
何を求めてか。
絡む叢草をものともせず
七獅が行く
その先は・・・・・・。









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七獅まさに空腹を満たさんとした、その時
俄かに現れし娘は年の頃十七、八ばかり。
麗しき眉根に憂いを寄せて七獅に訴えて
曰く・・・・・・。


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窮鳥、懐に入れば猟師も之を殺さず。
窮女、食を望めば七獅これを如何せん。
まさに主人公としての心意気が問われる椿事である。





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蟷螂に針金虫が潜むように
蛙には寄生虫がいる。
それ故
蛙を食するには
万全の注意と適切な調理法が必須である。
要は「真似するな」ということである。





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蛙を平らげし娘、己が身の上を語り始める。
涙、ハラハラと散る花びらの如し。
言葉、切々とくたす枯れ葉の如し。







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愛ゆえに懊悩するフクロコウジ・マシュマロ
思い人の不義に身悶えし、また身悶えす。
恋する男の愚かさ全開。








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おしまい

お断り

『七獅武遊録』は時代考証をはじめ
何から何まで全て虚構です。
だから
「子どもに一人旅など不可能だ」等の
野暮なツッコミはご遠慮ください。

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