駄文+WEB漫画 紅而遊戯

雑文 2673年9~10月

・・・・・・・


目次は右欄にあります。

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異常気象の10月

【紀元2673/10/28】

10月にしては暑い日が続いていました。
東京では中旬まで真夏日。
京都では桜が咲きました。
私の部屋でも台風26号が来るまで
エアコン(もちろん冷房)を使っていました。
しかし
台風が通過した16日から一気に気温が下がりました。
今度は打って変わって暖房が欲しいほどの寒さになりました。

あまりにも急激に寒くなったから
「アア、このまま冬になっていくんだなぁ」と思っていたら
その期待は裏切られました。

21日には
急激に暖かくなりました。
自転車で外に出ると
大量に湧いて出た小さな羽虫が
顔に服にと遠慮会釈なく、くっついてきました。

この日は
急な気温変化で頭がボーとしたのか
赤信号なのに、というより
青信号で何故か停止して、赤信号に変わった途端
交差点を渡ってしまいました。
事故が起きなくてよかったです。

そして、また
台風(27号)がやってきました。
気圧の変化が影響してか
25日は体調の崩れが甚だしかったです。
台風が去った26日(土)は
急に暖かくなり
昼間は半袖短パンで部屋にいても大丈夫なほどでした。
(夜は思い切り冷え込みました)
急激な天候の変化でやはりダルいです。

最近の傾向として言えることは
季節に濃淡がなくなったことです。
急激に気温が下がり、また
急激に気温が上がります。
そして
春をすっ飛ばして、冬から夏に、
秋をすっ飛ばして、夏から冬に、という感じです。

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それにしても
台風26号の威力はすさまじいものがありました。
伊豆大島であれほどの大災害に発展したのも
過去の観測記録からは予測困難なほど
台風の勢いが凄まじかったからだそうです。

このような
異常気象がこれからも続くことでしょう。
日本のみならず、世界中で。

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和歌山では
カメムシが大量発生しました。
このような年は大雪になるらしいです。
おととしも、カメムシが異常に湧いた年に大雪に見舞われました。
不吉な予想は外れてくれるといいのですが。

おしまい

蚊とダニ

【紀元2673/10/22】

暑い秋のせいか
蚊がなかなか姿を消しませんでした。
10月も半ばを過ぎるとようやく肌寒くなり
蚊にブンブン追われることもなくなりました。

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私の部屋には蚊が出ます。
夏はもちろんのこと
冬でも、たまに気温が上がった日に出ます。
蚊が入り込む隙間はないはずなんですが・・・・・。

ちなみに
実家(の屋内)には何故か蚊は出ません。
外にはブンブンいいながら飛び交っているし、
網戸も破れだらけなのに
不思議と家の中にはあまり出ないです。

かつて大阪に住んでいた時は
網戸のない部屋だったので
蚊が大変でした。
なかでも午後3時ごろの蚊が最も凶暴でした。
洗濯物を取り込む時に入ってくるのです。
ベランダのガラス窓のすぐそばにたむろしているので
殺虫剤で殺してから素早く洗濯物をしまわなければなりませんでした。

それで
蚊よけの方法をいろいろ試しました。

まず
ハーブなどの
匂いだけで蚊を近寄らせないようにするグッズは
効きませんでした。

電池式で薬剤を散布するタイプのグッズは結構効きましたね。

一番効くのは蚊取り線香。
これだと午後3時の血に飢えた蚊でも近寄ってこれません。

今は蚊取り線香はほとんど使いません。
使っているのは
蚊の神経を麻痺させるスプレーで
寝る前に室内にひと吹きします。
これだけで
朝方、ブーンと鬱陶しい羽音で襲い掛かる蚊が出てこなくなるのですから
たいした発明です。
(私の両親は「神経を麻痺させる」という点を気味悪がって使いません)

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農作業の時は
蚊取り線香をぶら下げていましたが
これだと動きにくいので
今は蚊よけのジェルを使います。

説明書には肌一面に塗れと書いてありますが、
私は
首筋や顎の下、耳のそばなど部分的に塗ります。

失敗だったのは
スプレー式にしなかったことです。
スプレーだと
農作業で汚れた手でも肌に吹きつけることができますから。

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ダニは
当地に越してきた年に刺されまくりました。
蚊取り線香を焚けば駆除できるのでは、と思い
盛大にいぶしてみましたが
効果はありませんでした。
もしかしたら
この年は、節約のためにエアコンをあまり使わなかったから
ダニが繁殖したのではないでしょうか。
ダニは乾いた空気に弱いらしいから。

今夏は電気代を気にせず、ちょっとでも暑いとエアコンを点けました。
そのせいか
私の部屋ではダニに刺されませんね。
そのかわり
実家では結構ダニにやられます。

刺されたら「ムヒS」を塗って治します。
もっと強烈に効く薬もあるらしいのですが
これしかないので仕方なく塗ります。

私の経験では
刺されたその日に塗るのが最も効果的です。
当日はほとんどかゆくありませんから、つい怠ってしまうのです。
痒くなってからだと手遅れです。
刺されたその日に塗って、かゆくなれば何度でも塗ります。

今のところ
これが私にとって最良のダニ対策です。

おしまい

秋アニメ開始

【紀元2673/10/16】

10月から深夜アニメの新番組が始まりました。
各作品とも初回を観終わったので、その感想を。

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『キルラキル』
異色作ですね。
中身はないけれども
その代わり派手で騒々しくて、勢い満点の作品です。
こういう作品が出てきたのは新しい傾向なので
今後も見続けたいと思います。

『弱虫ペダル』
初回はよかったですね。
自転車競技という、
深夜アニメ視聴者に受けそうにない素材を
どうやって料理するのか思っていたら
ライバルやヒロインとの出会いや、主人公の性格描写を
うまく演出していました。

『ぎんぎつね』
主人公を取り巻く人間関係にひねりがあります。
そのあたりを次回以降も期待します。

『機巧少女は傷つかない』
動きの場面で、重力や人間の重さをまるっきり無視しています。
第2話で見限るかどうか判断します。

『境界の彼方』
ラブコメと魔法ファンタジーを合体させたような作品ですね。
惹かれるものはないのですけれど
作画が凝っているのと、笑いの感性に優れているところを評価します。

『ミス・モノクローム -The Animation-』
畳みかけるように
絶妙の間合いで話を展開させているところが気持ちいいです。

『サムライフラメンコ』
脚本が雑というか非常識というか・・・・・。
漫画チックな絵柄なら
粗(アラ)が目立たないと思うのですが。
これも様子見ですね。

『革命機ヴァルヴレイヴ 第2期』
第1期を観てしまうと
どうしても無視するわけにはいかなくなります。
とにかく
ハッタリがすごい作品です。

『東京レイヴンズ』
『アウトブレイク・カンパニー』
『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』
あと2~3回くらい様子をみたいと思います。

『夜桜四重奏 ~ハナノウタ~』
『マギ マグノシュタット編』
登場人物が多すぎます。
前編を観ていないから話が分かりません。
作品としては面白くも何ともありませんが
ただ
凝った映像表現は観る価値ありです。

『IS<インフィニット・ストラトス>2』
『フリージング ヴァイヴレーション』
続編です。
本編を観てしまったので、
つい魔が差して観てしまいました。

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初回だけで「ごちそうさま」と思った作品。

『のんのんびより』
もともと期待していませんでした。
駄作であることを確認するためだけに敢えて観ました。

『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』
笑いの間の取り方が間違っているように思います。

『ログ・ホライズン』
ゲームの世界に迷い込むという設定が流行なんでしょうか?
目新しいものが何も見つかりませんでした。

『ガリレイドンナ』
作画にも力が入っているし
設定も工夫してありますが
なぜか次回を見たいという気にさせない作品でした。
美少女ヒロインを
3人も用意したのはいいけれども
多く出した分だけ描写が薄くなった感があります。

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3分ないしは数分で見限った作品。

『ゴールデンタイム』
原作者が『とらドラ』と同じというので期待しましたが
恋愛モノらしい匂いがしたので観るのを止めました。
普通の恋愛モノには興味がありませんので。

『BLAZBLUE ALTER MEMORY』
視聴者置いてけぼりで
制作者だけが盛り上がっているような感じでした。

『凪のあすから』
絵柄が生理的にダメでした。

『てさぐれ!部活もの』
登場人物がCGで作ってあるらしく
生気がありませんでした。
おまけに私の嫌いな会話劇でした。
という訳で1分で観るのを止めました。

『ダイヤのA』
確か、原作は
週刊少年マガジンに連載の作品だったように思います。
漫画版は第1話から読んだことがありますが
途中で投げ出しました。
アニメになって
少しは違うように味付けされているか
確認するために観ました。
すると
漫画そのままでした。
マガジンでお決まりのパターンの
冒頭の、主人公の常識のない行動がたまらなく嫌です。

『ストライク・ザ・ブラッド』
脚本が練れていないと思います。
話が飛び飛びで集中できませんでした。

『青き鋼のアルペシオ -アルス・ノヴァ-』
説明で話を進めている部分が結構多かったように思います。

『未来日記リダイヤル』
『はじめの一歩 Rising』
『WHITE ALBUM2 幸せの向う側』
『リトルバスターズ!~Refrain~』
『ファイ・ブレイン ~神のパズル 第3シリーズ』
これらは続編ないしはシリーズ物です。
だから
前作を見限った人間や観ていない人間には縁がありません。
実際、初めて観る視聴者に分かるような作りではありませんし。

『世界でいちばん強くなりたい!』
『ワルキューレ ロマンツェ』
特殊な嗜好の方々向けの作品です。
DVDが売れるといいですね。

おしまい

農作業:スダチ編

【紀元2673/10/11】

9月の中旬から
暇な時間を見つけて実家のスダチを収穫していました。
(売り物ではありません。自家消費用です)

しかし
毎回少しずつ採ってもラチがあかないので
月末に一日かけて収穫を終わらせました。

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スダチの木は2本(=株)。
日当たりの悪い木には3個しか実っていませんでした。
日当たりの良い木には嫌というほど実がぶら下がっていました。

スダチは
奥のほうにも、いくつも実がかたまっているため
これを鋏で切り離すのは大変です。
枝に鋭いトゲがありますから。

この
トゲだらけのスダチの葉むらに手を突っ込むのですから
刺されまくります。
時には注射針のように鋭く痛むことがあります。
腕や脇腹なら我慢できますが
指先にまともに刺さると
一気に作業する意欲が消滅します。

一見、トゲがないと思って邪魔な枝を摘んだら
そこに罠があるのです。
トゲは
横や斜めならば
出っ張っているのでそれと分かりますが、
それが正面を向いていたら
なかなか気づくことができません。

と言う訳で
スダチの枝は絶対に摘んではいけません。
とにかく、触るのは実だけです。
こんな風に心がけていても
はやく片づけようと焦った時など
つい枝に手が伸びてしまいます。

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それにしても
このトゲからは
人間に対する悪意を感じます。

トゲの根本は緑色でみずみずしくても
先っぽだけ茶色く、固くなっているから
厚手のゴム手袋をしていても簡単に突き通します。
乾燥したら、長靴の靴底も通すと父が言っていました。
また
トゲは外を向いています。
だから
枝が入り組んでいる中に手を入れると
どこか必ずトゲで突かれます。
(逆に、引き抜く時は刺されません)
作業を終えて風呂場に行くと
傷だらけでした。(特に右腕が)

誰か
トゲのないスダチを開発して欲しいものです。
あるいは
スダチ収穫機なんてものがあればいいのですけど。

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スダチを収穫するのも難儀でしたが
伸びすぎた枝を切り落とす作業も大変でした。
剪定鋏では歯が立たず
鋸(のこぎり)で挽かねばならないほど
太く育った枝も十本近くありました。
手入れを怠っていた報いですね。

切り落とした枝は
ゴミ収集に出すためにさらに短く刻まなければなりません。
剪定鋏でこの単調な作業に精を出していましたが
しまいに右手の握力に限界が生じ
左手に持ち替えてしばらく切っていましたが、こちらも限界に。

ホント、この日は疲れました。
スダチが好きならやりがいもあるのでしょうけど
私にとってはどうでもいい果実です。
母は、やたらと料理にスダチを使いたがりますが。

おしまい

夏アニメ終了

【紀元2673/10/07】

7月に放送を開始した深夜アニメが終了を迎えました。
という訳で総評を。

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』
これは
終わり方に不満がある作品でした。
最後に謎めいた魔法少女ミユの正体が明らかになると思ったのですが
それがありませんでしたから。
しかし
続編の制作が決定されたとのことでしたから
尻切れトンボな終わり方も仕方ないのかもしれません。
続編を観るかどうかはまだ思案中です。

『幻影ヲ駆ケル太陽』
絵柄は萌えですが
内容はやはり暗黒でした。
終幕間際になると駆け足の展開になって
筋の運びが強引になった気が・・・・・。
敵の親玉が父親だったなんて設定を終盤に打ち明けられても・・・・・。
一度死んだ(と思われた)人間が生き返る設定も
好きではありません。
それでも最終回のまとめ方はなかなか巧みでした。

『恋愛ラボ』
コメディとしては秀逸でしたね。
間の刻み方が絶妙なところが成功の原因だと思います。
「笑い」は間がすべてですから。
最終回は「器用にまとめたな」という感じでした。
初めは期待していなかった作品でしたが
10段階評価で7くらいに評価します。

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『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』
これは
中盤で見限りました。
主人公の独白がやたらと多くて
他の登場人物との絡みが少ないのが難でしたね。
最初の1~2回だけなら
これでも面白かったのですが
これを延々続けられるとつらいものがあります。
それと
主人公の痛々しさが不快感にまで高まったのが
観なくなった理由です。

『神さまのいない日曜日』
これは
11話で脱落しました。
たしかに
話の組み立てや運びは巧みですし
次回への引っ張り方も上手いのですが
語り口や落ちのつけ方が毎回よく似ているのですね。
それで
飽きてしまいました。

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『とある科学の超電磁砲S』
こちらは春アニメですが
ついでに感想を記しておきます。

最終回まで通して思った感想は
御坂美琴が完璧になりすぎた、ということです。
ここまで来ると
ほとんど無敵の、何でもありの万能の超人です。
主人公が完璧すぎて
クライマックスのミサイル破壊の場面でも驚きがありませんでした。
つまり
「アア、やっぱり御坂美琴が神の手によってケリをつけるんだ」
と納得しただけでした。

11話から16話は
『とある魔術の禁書目録』と話がかぶるのですが
私は『とある魔術~』のほうが面白かったと思います。
演出の仕方や細部の描き方は
『とある科学~』のほうが凝っているのですが
丁寧に描きすぎて、かえって緊迫感が削がれました。

前に述べたように
御坂美琴が万能の超人になってしまったため、
敵役のアクセラレータを
御坂を越える能力者に設定しなければならず、
そこに無理が生じたように思います。
しかも
演出が、
アクセラレータのベクトル変換能力を
並ぶものがない絶対的な力として見せる方向に向かってしまったため、
上条当麻が彼に勝ってしまうのは
どう考えても不自然になってしまいました。

制作者は
リアリズムの魔法に魅入られているのかもしれませんが
細部を作り込めば作り込むほどおかしくなることもあります。
「これってあり得ないだろ」という当然の事実を
視聴者に気づかせてしまうのです。

いい所だけ摘んで並べるように
ザックリと話を作ったほうが、時に、
話の粗(アラ)を隠し、
より想像力を刺戟する方向に働くことがあります。

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『進撃の巨人』
これも春アニメですが
私は初回で見限りました。
しかし
YOUTUBEでも外国人が論評を投稿していたり、
世間で異様に持ち上げられている作品なので
20話近くから観ることにしました。
感想は、というと・・・・・。
「重力を無視しているだろ」という所に行き着きます。
巨人たちについては
あれだけ大きいと
その体重の重さによって自滅することでしょう。
立体機動にしても
体重数十キロもある人間が
あんなにピョンピョン宙を舞うことなんかできるはずがない、と
つい思ってしまいます。
(これが気にならなければ、それなりに楽しめるのでしょうけど)

この「巨人」は一種の巨大ロボットですよね。
ロボットものアニメの多くは
人間がロボットと一心同体となって戦うという設定になっています。
「進撃の巨人」も
巨人のうなじに人間が埋まっているという設定です。
この作品の人気の秘密は
日本の伝統的なロボットものアニメと
通底するのかもしれません。

おしまい

半沢直樹

【紀元2673/09/26】

TVドラマの『半沢直樹』が
高視聴率のまま最終回を迎えました。

普段はTVドラマなど観ない私ですが
『半沢直樹』は
話題になったこともあり
初回から観ています。

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世間では
何故このドラマが高い視聴率を稼げたのかが話題になりましたが
理由は簡単です。
「シンプルで力強いストーリー」ゆえに
視聴者の支持を得たのです。

流行語になった「倍返し」という言葉で表わされる因縁話も
『半沢直樹』の人気を押し上げるのに一役買いましたが、
これは、あくまでも
視聴者の興味を最後までつなぎとめる仕掛けに過ぎません。
やはり
このドラマが成功した最大の理由は
「あらゆる障壁を乗り越えるタフな男の物語」を
混ぜ物を入れずに描いたところです。

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事実、
このドラマは余計なものを思い切って削っています。

まずは
半沢夫婦らの子どもの存在。
アリバイ的に子どもがいることは示されていますが
ドラマの中にはまったく出てきません。
子どもの影が見えないことは不自然にも思えますが、
家庭の甘ったるい雰囲気を切り捨て
緊張した大人の戦いの空気を醸しだすことには成功しました。

次は
半沢直樹の内面。
凡百の演出家なら
主人公の半沢が葛藤・懊悩する場面を
視聴者への説明も兼ねてどぎつく挿入することでしょう。
しかし
このドラマではそれをせずに、
回想場面を繰り返し挟み込むことによって
半沢の行動の動機と方向性を簡明直截に視聴者に伝えています。

それと
『半沢直樹』には余計な演出が施されていません。
たまにTVドラマには
どう考えても演出家の自己満足だろうとしか思えない
独りよがりで奇天烈な、話の流れと無関係な
実験的な演出を加えているものがあります。
要するに
結果的に
視聴者が物語に入り込むのを邪魔する演出のことです。
『半沢直樹』については
この手の、ご飯に混じった砂粒のような演出がないのです。
これによって
視聴者は安心してドラマの世界に浸ることができます。

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銀行を舞台にしたドラマは
地味で取っ付きにくいものになりそうなものですが
一見障害になりそうなこの設定をうまく乗り越えました。

迂回融資であるとか
子会社への出向であるとか
金融庁の検査であるとか
本来なら、視聴者をドラマから遠ざけてしまいそうな要素を
半沢が乗り越えるべき障害物のように設定したのです。
これによって視聴者は
半沢の立場になって、
ゲームをつぎつぎ攻略しているような快感を味わうことができました。

それに
視聴者の多くは銀行内部の事情や融資の実態など知りませんから
設定に粗(アラ)があったとしても
それに気づきません。

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『半沢直樹』は
女性視聴者に人気だったそうです。
主人公と周辺の人物との関係性を丁寧に分かりやすく描いているから
この点が女性に受けたのかもしれません。

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でも
最終回はカタルシスが得られない出来でしたね。

半沢が出向に出されるのは
続編への伏線だろうから我慢できます。
しかし
彼の宿敵であった大和田常務が解雇も左遷もされず
単なる降格にとどまるとは・・・・・。
それなら
今までの物語の展開は何だったの?と正直、思いました。

おしまい

農作業:イモ掘り編

【紀元2673/09/21】

先日
サツマイモを掘りました。
一畳を縦半分にしたくらいの場所に植えてあったのですが
すべて掘り出すのに1時間ほどかかりました。

まずは
蔓となって重なり、絡んだ茎と葉をのけるのが手間でした。
鎌でざっくり刈ればすぐに済みそうなものですが
我が家の鎌はまったく研いでありませんから、切れ味最悪です。
(ウチの親には道具を手入れするという概念がありません。
 新しい物を買うということも考えません)

しかたなく
剪定鋏でチョキチョキ切りましたが
おかげで時間が取られました。

重い蔓を取り払った後に、黒いビニールをはいだら
小さなヘビが出てきました。
備中鍬で潰そうとしましたが
逃がしてしまいました。

ヘビの次にはムカデが出てきました。
10センチくらいのが1匹、5センチくらいのが1匹、
その中間くらいのが2匹の計4匹。
こちらはすべて殺しました。

ほかにも
虫がわらわらと出てきました。
カマキリ、ダンゴムシ、コガネムシの幼虫、ゲジゲジ、イモムシ・・・・・。
カマキリも小指の先っぽほどの大きさなら
かわいいのですが
10センチくらいになると
絶対に触りたくありませんね。
子どもの頃
これを捕まえて遊んでいましたが
大人になった今から思い返すと、
信じられません。

コガネムシの幼虫は
この日は3匹発見しました。
昔は殺すのに躊躇したのですが
今は機械的に踏み潰します。
しかし
10センチ近いイモムシとなると
殺すのをためらいます。
大きい石を乗せて踏み潰すという方法を取りましたが
下が土だとなかなか死んでくれません。

普段使わない筋肉を使ったせいか
その夜は、
妙に肩が突っ張って、頭痛に。
体の不調は
翌日になっても治りません。
それどころか
右の肩胛骨まで痛くなりました。

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6月上旬にジャガイモを掘り起こしました。
晴天続きのせいか
かわいて硬くなった土に鍬を入れるのは難儀でした。
しかし
掘ることよりも
掘り出したイモを拾って、箱に集める作業のほうが辛いです。
腰をかがめたり伸ばしたりの繰り返しが、結構こたえるのです。
二時間ですべての作業を終えました。

掘る時期が早かったからか
肥料が少なかったからか
冬が長かったからか
ジャガイモは小さかったです。

やはりこの時も虫がウジャウジャといました。
テントウ虫とその幼虫を多く見かけました。
脱皮の途中で力尽きたテントウ虫の死骸が二つありました。

おしまい

告知&七獅制作雑話

【紀元2673/09/16】

本題に入る前に。

更新頻度を落とします。
前までは3日に一度でしたが
これからは週一回程度になると思います。

いろいろ身辺が忙しくなったことと
体調が最近すぐれないことがその理由にあります。
(今年に入ってから病院に行くことが異常に多くなりました)

当サイトへのアクセス数が伸びないことも
更新意欲が低下した理由の一つです。
何しろ
別館の「紅而blog」にも水をあけられているのですから。

同じ理由から
漫文もこれからは少なくなる(あるいは0になる)
と思います。

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漫画『七獅武遊録』を1日に掲載しましたが
第9話はこれまでと制作過程が違います。

従来は
ネームを作ってから、
全ページの下描きをして、
その後に一気にペン入れを終えました。

ところが今回は
ネームを作りを省略して、下描きに入り
一コマ分の下描きが終わるとペン入れをして
紙一枚分のペン入れが済むと
スキャン(=デジタル化)するという流れにしました。

今回のやり方だと
断然早く作業が進むということに気づきました。

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作業が早くなったのは良いことですが
ネームを経ないで下描きに入ると
無駄なコマを描いてしまいます。

物事には一長一短がありますね。

おしまい

夏アニメ中間講評

【紀元2673/09/05】

7月開始の深夜アニメですが
中盤を見終わった段階でものした文章を投稿します。

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『恋愛ラボ』
恋愛モノに興味がない私ですが
これは何となく観てしまいます。
話の運びというか、
呼吸というか、
間というか、
そういうのが上手いですね。

『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』
これも
広い意味で恋愛をテーマにしているのですが
ギャグの感覚がズバ抜けていますね。
しかし
毎回、主人公の独白だけで話を進めているような・・・・・。
これも、最初の1~2回だけなら大目に見てもよいのですが
中盤まで続くと困ります。
ドラマは、それがコメディであっても
誰かと絡まないと成立しないものです。

『神さまのいない日曜日』
物語の構成が巧みですね。
あと
次回への引っ張り方も上手いです。
という訳で
「今回で終わりにしよう」と毎回思いながらも
ついつい観てしまいます。

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』
全然好みではないのですが
何故か観続けています。

『幻影ヲ駆ケル太陽』
深夜アニメの魔法少女モノは
絵柄は萌えであっても
おどろおどろしい物語を展開するものです。
という訳で、それを期待して観ています。

これらに加えて
『とある科学の超電磁砲S』が現在欠かさず観ている作品です。

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『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』
3回目で見限りました。
裁判で延々と議論をする場面に耐えられませんでした。
この日は多くのアニメ作品がぶつかる日なので
「駄目だ」とわずかでも思った時点で切り捨てざるを得ません。

『神のみぞ知るセカイ 女神篇(第3期)』
3話目で見限りました。
もっとテンポよく話を進めて欲しいですね。
そもそも恋愛モノには興味がありませんし。

『魔界王子devils and realist』
惰性で観ていましたが6話目ぐらいで見限ることにしました。
演出は上手いと思うんですが
登場人物が馴れ合っているので
いま一つ緊張感に欠けますね。

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『ブラッドラッド』
これは2回目で見限りました。
「なんだかお決まりの展開になったな」と思ったら
興趣が削がれました。

『ステラ女学院高等科C3部(しーきゅーぶ)』
2回目で脱落しました。
アクション場面は楽しいのですが
ドラマの部分がなってないというか・・・・・。

『君のいる町』
これも2回目で脱落です。
いきなり主人公とかつての彼女との馴れ初めが
回想の形で始まって
それが次回にも及ぶとなると
恋愛モノに興味がない私には耐えられません。
絵柄も好きになれませんし。
だいたい高校生にも関わらず
別れた彼女の後を追って、
田舎から上京して、転校までするという設定に
ついていけませんでした。

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ちなみに初回の冒頭3分で見限った作品は以下です。

『Free!』
『げんしけん 二代目』
『義風堂々!! 兼続と慶次』
『戦姫絶唱シンフォギアG(第2期)』
『きんいろモザイク』
『ハイスクールD×D NEW』
『BROTHERS CONFLICT』
『ローゼンメイデン』
『銀の匙 Silver Spoon』
『サーバント×サービス』
『<物語>シリーズ セカンドシーズン』

この中で、
『Free!』
『BROTHERS CONFLICT』
『銀の匙 Silver Spoon』
『戦姫絶唱シンフォギアG(第2期)』
の四つが、世間様に人気のある作品だそうです。

おしまい

目次

・異常気象の10月(10/28)
蚊とダニ(10/22)
秋アニメ開始(10/16)
農作業:スダチ編(10/11)
夏アニメ終了(10/07)
半沢直樹(09/26)
農作業:イモ掘り編(09/21)
告知&七獅制作雑話(09/16)
夏アニメ中間講評(09/05)

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