駄文+WEB漫画 紅而遊戯

雑文 2672年11~12月

・・・・・・・


目次は右欄にあります。

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映画に関する愚痴

【皇紀2672/12/28】

私の部屋にはテレビがありません。
正確に言うと
テレビはありますが
B-CASカードを抜いています。

と言うわけで
テレビ番組が見たい時は
実家のテレビで見ることにしています。

その実家のテレビがスグレ物で
大画面な上に
HDDレコーダーが付いています。
これで気になる番組を予約録画して
帰った時にまとめて見るわけです。

私は
映画館には
ここ十数年、縁がない人間ですが
実家のHDDレコーダーを操ることを覚えてから
映画をしばしば楽しんだりしています。

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それで
3週間前に見た映画が
『007 慰めの報酬』でした。

この映画には圧倒されました。
冒頭から激しいカーチェイス。
そしてアクション、またアクションの連続。
「しばらく映画から遠ざかっている間に
 アクション・シーンはここまで進化したのか」
と感慨も一入(ひとしお)でした。

しかし・・・・・。
ストーリーがさっぱり分からなかったこともショックでした。
分からないながらも
主人公のボンドが何かを追っているのは認識できます。
誰が悪玉かというのも見分けられます。
それさえ理解できていれば
アクションが秀逸だったこともあり
それなりに楽しめました。
楽しめましたが
見終わっても
いま一つ満足できません。

「嗚呼、私はアクション映画のストーリーも飲み込めないほど
 アホになったのか」と天を仰いで嘆きたくなりましたが
念のためネットで調べてようやく安心。
この映画は
前作「カジノ・ロワイヤル」を見ていないと 分からない作りになっているのです。
前作の1時間後からストーリーが始まるため
予備知識がなければ
ただただ戸惑うばかり、というわけです。

いや
全く不親切な映画でした。
お金を払って見たわけではありませんので
これ以上の愚痴はこぼしませんが。

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実は前作「カジノ・ロワイヤル」は
1週間前に放映されました。
これも録画予約していたのですが
B-CASカードの接触不良のために録画できなかったのです。

少しばかり残念です。

おしまい

迷作『平清盛』

【皇紀2672/12/22】

何かと悪評の多い
NHKの『平清盛』
どうやら大河ドラマ史上最低の視聴率が確定するそうです。

「画面が汚い」
「登場人物の相関関係が分からない」
「面白くない」
・・・・と散々な言われようの『平清盛』ですが
これだけ貶されると
かえって好奇心が刺戟され
どんなにひどいか確かめたくなります。

それで実家のHDDレコーダーに第42話を予約録画しておいて
帰った折りにビール片手に鑑賞しました。

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冒頭から
陰陰滅滅とした雰囲気の演出が10分ほど続いた時
「もしかして、これを1時間、見せられるのか」と
嫌な予感がしました。

このドラマは全般的に暗くて重いです。
見事なほど
笑いの要素が欠けています。
娯楽作品なら
笑いや息抜きの場面を作って
それによって緩急をつけるものです。
ところが
『平清盛』は
視聴者を楽しませることを
はなから考えていないように思えます。

正直に告白すると
終わりまで見るのが辛かったです。

しかし
人によってはこの陰鬱さがたまらないらしいです。
カメラワークや照明の当て方などには
異様なほど凝ったドラマですから
芸術作品っぽいもったいぶった演出をありがたがる人には
受けがいいかもしれません。

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もともと
NHKの番組は視聴率を気にしなくてもいいはずです。
その意味で
『平清盛』の視聴率の低さを責めることはできません。
しかし
娯楽作品として成立していない『平清盛』を
大河ドラマの枠に持ってきた愚かさは責められるべきでしょう。

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それにしても不幸なのは
この作品に出た役者たちです。
どう考えても彼らに低視聴率の罪はありませんから。

おしまい

本は本棚に

【皇紀2672/12/16】

10日の雑文「買い物で散在」の中で書きましたが
文庫用の本棚を二つ購入しました。
文庫用といっても
普通の単行本も入る大きさなので
たいへん重宝しています。

ただ
この本棚は
やたらと臭いがキツいです。
鼻をツンと刺戟する酸っぱい臭いが4~5日消えませんでした。

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部屋には本がやたらと多いのですが
本棚はありませんでした。
実は私は
本棚とか机とか椅子とかいった家具は
必要最小限に抑えておきたい人間なのです。
つまり
簡素な部屋が好きなのです。

本は
ホームセンターで見つけたプラスチックの箱に詰めていました。
その箱を壁際に積み重ねたのです。
これによって
本棚にくらべて単位あたりの床面積を有効に使う算段でした。
本の出し入れは不自由ですが
埃が溜まらないという利点がある、はずでした。

ところが・・・・・。

読みもしない本を衝動買いする悪癖は修まらず
本は床の上に増殖して行きます。
新たに購入した本は箱の前に積まれます。
その結果
壁際にはプラスチックの箱が
そこから1mくらい内側は裸のままの本が
積み重ねられるようになりました。
こんな状況ですから
箱から本を出し入れすることも甚だ面倒な仕儀に立ち至りました。

間抜けですね。

おまけに
プラスチックの箱の中には
予期に違い
埃が侵入します。
隙間はわずかですが
そこから入ってしまうのですね。

とにかく
床の上の本は
可及的速やかに何とかしなければなりません。
たまに蹴躓いて本が派手に散らばり
埃が舞い上がったりしますから。

という訳で
本棚を探していたら
たまたまホームセンターで980円の値ごろな品を発見した次第です。

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これで本の収納は
若干救われましたね。
箱なんかに入れず
初めから本棚に頼ればよかったと反省する今日この頃です。

おしまい

買い物で散財

【皇紀2672/12/10】

年末になっていろいろ買い物をしました。

普段は
よほど必要な物以外は買わないのですが
ここ2~3週間は
いつになく雑多な物を買い込みました。

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まずパソコン用のスピーカー。
これは電力をUSBケーブルで供給できるスグレもので
680円でした。
本当は
2000円くらいの予算を組んで電器量販店に行ったのですが
この値段のものは音量調節が押しボタン式でした。
動画を見ることが多い私としては
音量はダイヤルを回して上げ下げするほうが使い勝手がいいのです。
しかし
USBによる電力供給とダイヤルによる音量調整の
二つの条件を満たしているものは
680円のバッファロー製品しかありませんでした。
ちなみにこの手のスピーカーはすべて中国製でした。

次は
作画に使うために筆ペンと筆を購入しました。
筆ペンは結構高かったですね。(515円でした)
筆ペンを使ってみて
ミリペンよりも細い線が描けることを発見しました。

大きい(?)買い物としては
本棚を二つ購入しました。
ぶらりと寄ったホームセンターで
文庫用本棚が980円で売っているのを発見。
実家の車を借りて積み込みました。
重かったですが
なかなか満足できた品でした。

一回何かを買うと
弾みがついて
要らない物まで買ってしまいます。
という訳で
前から気になっていた
エアコンの汎用リモコンを電器店で購入しました。
これが
とんでもない欠陥商品で
電池を入れて1時間で使用不能になりました。
この買い物だけは大失敗でした。

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あくまで私の基準ですが
ひさびさの大盤振る舞い的買い物でした。
たぶん先月の
漫画『ねじまきカギュー』(中山敦支/集英社)まとめ買い(5冊)が
私の中の消費欲求をいたく刺戟したものと思われます。

おしまい

パソコンに迷う

【皇紀2672/12/04】

先日、リサイクルショップに行きました。
パソコンの掘り出し物がないかと思って行ったのですが
ありました。
ネットブックが
SSD搭載で
9800円でした。

値札を見た瞬間
「奇貨おくべし!」という文字が脳裡に閃きました。

「SSD搭載」という点が重要なのです。

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HDDは確かに記録媒体としては優れています。
大容量でありながら価格が安いからです。
しかし
いつ壊れるか分からない不安があります。

HDDのディスクと
データを読み取る針の間隔は
タバコの煙の粒子をも通さないほど狭いそうです。
その針が
回転するディスクの上をわずかに浮いてデータを読み書きする様は
地上スレスレに飛行するジャンボジェット機に喩えられます。

もちろん
今時のHDDは滅多に故障しません。
しかし
精緻すぎるその仕組みを知ってしまえば
不安を感ぜずにはいられません。

ところがSSDはこのような不安から解放された記録媒体です。
何しろ物理的に駆動する部分がありません。

確かにSSDは
HDDに比較すると容量が小さく価格が高いです。
おまけに書き換え寿命もあります。
他にも
案外簡単に壊れるという説もあります。

それでも私は
SSD搭載のパソコン(中古で購入)を4年ほど使った経験から
耐久性や衝撃に強い点で
HDDよりもはるかに信頼を置いています。

ことに中古のパソコンは
前の持ち主がどんな使い方をしているか分かりません。
誤って机から落としたものを
「ちょうど買い換えようと思っていたところだし。
これはリサイクルショップに売って
その金で新品を・・・・・」
なんてことがないとも限りません。

書き換え寿命については
外付けHDDを使うことで解決できます。

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という訳で
九割がた購入の方向に傾きました。
しかし・・・・・。

CPUの性能に不満がありました。
900GHzでは今ひとつ物足りません。
実用には耐えられると思うのですが。

OSがWindowsXP HomeEditionというのも
購買意欲が削がれます。

店内で30分ほど逡巡かつ熟考したあげく
購入は見送ることにしました。

4980円なら迷わなかったのですが。

おしまい

PCにトラブルが

【皇紀2672/11/25】

漫画『七獅武遊録』の最新6話を
楽しみにしてらっしゃる読者が
果たして存在するのかどうか知りませんが
正直に告白すると
最新話の仕上げがなかなか進みません。

今月は身の回りでいろいろありましたからね・・・・・・。
そのため精神活動が低調です。

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これに加えて
パソコンにもトラブルが生じました。

数日前にパソコンを終了する際に
「プログラムを更新します」という表示があったので
更新しました。

通常なら
何ともないはずですが
今回は勝手が違いました。
パソコンの具合がおかしくなり
最終的にフリーズしてしまったのです。
仕方なく
電源ボタンの長時間押し(=強制終了)をしました。

再び起動してから
不具合の元凶と思われる更新プログラムを削除しました。
すると今度は
画面が拡大表示になってしまいました。

「コントロールパネル」からアクセスして
ディスプレイの解像度を調節しても画面は変わりません。
1時間ほど孤軍奮闘しましたが
どうにもなりません。

そこで電源を落として
また起動したら画面表示は正常に戻りました。
あの1時間は何だったんだ、と思います。

画面が正常になったのは良かったのですが
今度は画像ソフトの働きがおかしくなりました。
前からたまに狂ってしまうソフトでしたが
今回の騒動が影響したのか
一層おかしくなってしまいました。

このソフトを使って
『七獅武遊録』を仕上げているのに・・・・・・。

気分が萎えます。

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ちなみに3日前は
一時的でしたが
突如ネットが使えなくなりました。
今月は呪われているのかもしれません。

おしまい

天板に立つべからず

【皇紀2672/11/22】

今月はあちこちで
植木職人が
松や槙の剪定をしているのを見かけました。
2mを超えるような高い脚立に上って作業する様子に
職人技を感じます。

私も
実家の木の枝を剪定する時などに
脚立を使います。
この前も
脚立の天板(一番上)に乗って
ハサミで木の枝を刈り込みました。

たまに重心が崩れることがあり
そんな時は冷たいものが背筋を駆け抜けます。

脚立の高さは1mほどですが
落ちたら大ケガをしないとも限りません。

そんな訳で
脚立で作業をするコツなどはないものか、と思い
ネットで調べた結果
意外なことが分かりました。

天板に乗っての作業は
やってはいけないらしいのです。

たしかに一番上に乗ってしまったら
よろけた時につかまるものがありません。
脚立から転げ落ちて死亡する事故も結構あるみたいです。

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しかし
天板には滑り止めらしき溝が刻まれているし
他の段よりも面積が広いから足場が安定します。
つい乗ってしまいますよね。
と言うよりも
どう考えても
脚立の天板は
その上に乗って作業をするように作られているとしか思えません。

脚立メーカーに真意を聞かせていただきたいです。

おしまい

ネーム大賞に落選

【皇紀2672/11/19】

漫画onWebの
「第4回ネーム大賞」に応募したことは前に記事にしました。
15日に中間発表がありましたが
みごと落選しました。

それほど期待はしていませんでしたが
やはり落ち込みます。
そこで
反省のような言い訳のような愚痴のような駄文を・・・・。

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もともと
「ネーム大賞」の存在について知ったのが
応募締切りの3週間ほど前でした。
満足な準備がなかった上に
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」方式で
大慌てで3点も作って応募したのが
一点ごとの質を低くしたのかもしれません。

「ネーム大賞」というぐらいですから
鉛筆の下書きでもよかったのですが
当サイトで閲覧に供することが前提なので
ペン入れして応募しました。
そのため
絵を描くことに手間と時間がとられてしまいました。

これが落選の最大の理由だと思いますが
前回の入賞作品を読んでも
いまひとつ面白さが分かりません。
佐藤秀峰さんの講評を読んで
「私とは面白さを感じる基準が違うな」と思いました。
要するに
相性が合わない、ということです。

それでも
漫画onWebに応募したことで
当サイトへのアクセス数が微妙に伸びました。
この点については
感謝感激であります。

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なお
ここ一か月ほど
身辺にゴタゴタがありまして
漫文がまったく制作できませんでした。
時間に余裕ができたら掲載していきたいと思います。

おしまい

爪から血が!

【皇紀2672/11/16】

自転車の後輪の空気がかなり抜けてしまいました。
そこで
空気を目いっぱい入れましたが
なぜか
盛大に音を立てて空気が抜けていきます。

バルブを外してみると
嫌な予感が当たっていました。
虫ゴムが古くなってはがれていたのです。

買ってから3年ほどのファミリーサイクル
いわゆるママチャリです。
手入れなど一度もしていないので
虫ゴミの寿命に気づかなかったのです。

そこで
前輪とも虫ゴムを交換することにしました。

虫ゴムの交換を自分でやったのは
はるか昔のことで
記憶がほとんどありません。
仕方なく
ネットでやり方を確認してから虫ゴムをバルブにつけました。

作業方法そのものは間違えようのないほど簡単なものです。
しかし
実際に虫ゴムをバルブに装着するのは厄介でした。
バルブに唾をつけて
虫ゴムをかぶせるのですが
すんなりと行きません。
少しずつ、少しずつ、指先に満身の力を込めて
虫ゴムを押し進めます。

単純作業なので時間さえかければできますが
指先を無理に使ったためか
親指の爪と身が離れて血が滲みました。
血を見たことよりも
この程度のことでケガをした自分のひ弱さにショックを受けました。

こういう作業を日々こなしておられる自転車屋さんに脱帽です。

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ちなみに
2~3か月前に
本の整理をしていた時にも
中指の爪と身が離れて血が出ました。
やはり
「この程度の作業で血が出るとは・・・・・」と
目がくらむほどの衝撃を受けました。

おしまい

買い物に関する愚痴

【皇紀2672/11/13】

SDカード(4GBで300円)を家電量販店で購入しました。
棚に
「展示品は全て15%OFF」という札があったので
値引きされるものと思ってレジに持って行きました。

ところがレジの店員は
「この商品は対象外です」と宣います。
私が持って行ったのは見切り品だったので
値引きの対象ではなかったようです。
しかし
それなら、その旨を書いておくべきではないか、と思いました。

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高枝切り鋏をホームセンターで購入しました。
ほかにも
座布団と農作業用の手袋を購入してレジに持っていきました。
支払いを済ませてレシートを見ると
何か変です。
確かめてみると
高枝切り鋏の値段が合っていません。
値札の価格よりもレシートの方が800円ほど高くなっているのです。
店員にその旨を指摘すると
800円を払い戻してくれました。

たまたま気づいたからよかったです。
しかし
商品に貼ってある値札が間違っているとなると
何を信用したらよいのか・・・・。

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別のホームセンターでの出来事です。

バラ売りの金具を購入しました。
レジに持って行くと
女性店員は困った顔をしました。
商品に値札は付いていません。
私は彼女の胸中を察して言います。
「98円です」

店員はバインダーに綴じてある商品台帳で値段を調べ始めます。
私は、多少イラつきながらも、つとめて紳士的に教えてあげます。
「98円ですよ」

商品台帳には載っていなかったらしく
店員はきっぱりと私に言います。
「値段を調べてきます。少々お待ちください」
「98円です」という私の声を背中に
店員は駆けて行きました。

どこまで調べに行っているのか
ずいぶん長く待たされました。
ようやく店員が戻って来ます。
彼女は晴れやかに言います。「98円です」と。

どの店もこんなものなのでしょうか?

おしまい

ネーム大賞に応募して

【皇紀2672/11/10】

漫画onWeb主催の「第4回ネーム大賞」ですが
結局3作品を応募しました。

漫画onWebのサイトによると
応募総数は326作品。
これを四つに分けた上で4組のチームで審査されるとのことです。
私の作品は
二つが漫画家・佐藤秀峰さんのチームに回りました。

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私の希望としては
「何とか二次選考まで辿り着きたい」というものがあります。
二次選考まで残ってくれたら
漫画onWebからのリンクで
当サイトへの訪問数も増えるでしょうから。
もともと
「賞が欲しい」というよりも
サイトへの訪問者を増やしたいというところに
応募の動機があるわけです。

しかし
他の応募作品を見ていると
「一次選考で落ちるかも」という恐怖をひしひしと感じます。
異常に絵の上手い人がいたりしますから。

どうなることやら。

おしまい

葬式雑感

【皇紀2672/11/04】

通常は毎月1日に
前月の記事をすべて「過去作品目録」に移した上で
新しい記事をアップするのですが
今月はそれができませんでした。

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更新がままならなかったのは。
身内が亡くなったために
通夜やら葬儀やらの準備に追われたからです。

その身内は
医者からは数年は大丈夫と言われていたのですが
にわかに容態が悪化。
帰らぬ人となりました。

葬式の準備も心の準備もありませんでした。

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実感したのは
葬式はたいへんだ、ということです。
葬式の手続き・段取り・作業は
一つ一つを見ると単純です。
単純であっても
種類の異なるものが2~3日の短期間に集中すると
とたんに面倒至極かつ処理困難なものに性質が変わってしまいます。

中国の古典である「史記」などを読むと
葬式をうまく取り仕切れるかどうかで
その人の能力を見極める、という記述が出てきます。

これは現代でも通じます。
葬式を切り回せる人物なら
頭が相当切れる上に実務能力に優れていることでしょう。

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人がひとり死ぬということは
人と分かち持っている思い出の総量が
それだけ減るということです。
私に関する記憶も
その人の分だけ消滅するということです。
世界に関する記憶も
やはり、その人の分だけなくなります。
こんなことを
秋の夜長に思いました。

おしまい

目次

・映画に関する愚痴
迷作『平清盛』
本は本棚に
買い物で散財
パソコンに迷う
PCにトラブルが
天板に立つべからず
ネーム大賞に落選
爪から血が!
買い物に関する愚痴
ネーム大賞に応募して
葬式雑感

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