駄文+WEB漫画 紅而遊戯

雑文 2672年7~8月

・・・・・・・


目次は右欄にあります。

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今回もセミの話

【皇紀2672/08/30】

二回続けてセミの話題で相すみません。
夏が終わると
このネタは使えませんから。

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木にしがみついて鳴きわめくセミは
カサカサしていて可愛げがありませんが
幼虫のほうは
むっちりとしていて
小さな体に幾年もの命を内包しているといった感じです。

幼虫はふつう夕方ごろに
木の根元から土を除けて這い上がり
幹や葉っぱによじ登って羽化を待ちます。

日が落ちてから
たけの低い木の
葉っぱの裏側を懐中電灯で照らすと
羽化なかばのセミを見つけることができます。

成虫はまったく美しくもないアブラゼミですが
幼虫の背を割って出たばかりの艶めいた白さは神々しさを感じさせます。
一寸の虫にも
無限の生命の神秘が詰まっていることが分かります。

セミもうまい具合に木によじ登って羽化できればよいのですが
たまに
あらぬ方向をヨチヨチ歩いている幼虫に出くわすことがあります。

こういう間抜けな幼虫は子どもに捕まったりします。

私も子どもの頃に
地を這っている不運な幼虫を発見。
これを奇貨として
カブトムシを飼うためのプラスチックの箱に閉じ込めました。
そして
木の枝にとまらせて
羽化を観察しました。

夜中に何度か起きて
完全に脱皮したのを確かめて
安心して熟睡しました。

そして朝を迎えました。
箱の中を覗き込みましたが
変です。
セミの羽根が白っぽいのです。
羽化が完全に出来なかったのです。
箱に入れたのが悪かったのかもしれません。

大人になった今でも
あの時のセミには申し訳ない思いがあります。

おしまい

クマゼミ

【皇紀2672/08/27】

8月も終わりに近づきました。
セミの死骸をそこかしこに見かけます。

昼間はうるさいセミですが
仰向けに引っくり返って
肢を縮めて天に召された様を見ると
物悲しい感傷が胸を過ぎらないでもありません。

そのセミの死骸ですが
道路に落ちているものを眺めていると
結構クマゼミが混じっていることに気づきます。

私の子どもの時分は
クマゼミはあまり見かけませんでした。
目につくのはアブラゼミばかりでした。

アブラゼミは簡単につかまえることができるので
こればかり捕っていました。
だから
たまにニイニイゼミを捕まえると
嬉しくて嬉しくて
アブラゼミの100倍くらいの喜びがありました。

ツクツクボオシは
声は聞けども姿は見せず、で
一度も捕まえられませんでした。

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それで
クマゼミですが
見かけることも滅多になく。
捕まえることは皆無だった、と記憶しています。
透明な羽根に緑の筋が入ったクマゼミは
子ども心に美しいと思いました。
しかし
縁がなかったですね。

そのクマゼミが
私の田舎で珍しくなくなったのは
なぜでしょうか。

何でもクマゼミは
もともと温暖な地域
西南日本に住んでいたセミだそうです。
それが
日本列島の温暖化のせいで
関東や北陸にも
縄張りを広げたとのことです。

う~ん・・・・・・
私が子どもの頃も
今と変わらない暑さだったような気がしますけど・・・・・・。
しかし冬は
子どもの頃は雪合戦ができるくらい雪が積もりましたが
今は薄っすらと白くなる程度ですから
温暖化は、やはり、進んでいるのでしょう。

おしまい

自転車で困ること

【皇紀2672/08/22】

土曜に自転車を漕いでいたところ
蝉が顔にぶつかってきました。
ちゃんと前を見て飛んでいただきたいですね。

蝉にかかわらず
外を自転車で回っていると
いろんなものが顔や体に当たってきます。

一番多いのは蜘蛛の糸です。
蜘蛛も小さいものだと長い糸を尻から垂らして
風に乗るのだそうです。
その糸が顔にかかると
これがまた得も言われず鬱陶しいです。

次に多いのは小さな虫です。
一ミリにも満たないような虫でも
顔にひっつくと
むずがゆくてたまりません。

滅多にありませんが蜂がぶつかってくることもあります。
ぶつかるだけならまだしも
蜂が服の中に入ってしまうと悲惨なことになります。

高校生の時分
自転車に乗っていたら
蜂が、何と、ズボンの裾から入ってきたのです。
突き刺すような鋭い痛みに自転車から降りました。
ズボンをまさぐると何かが蠢いています。
また痛みが走ります。
仕方なくズボンを脱いで蜂を追い出しました。
田舎の人通りも少ない所でしたから
下着姿を人に見られずにすみましたが・・・・・・。

それにしても
何であんな狭い所から
(裾を絞ったズボンをはいていました)
しかも
ペダルを漕ぐために足を動かしているのに
蜂が侵入できたのか
今でも不思議です。

これまた滅多にありませんが
鳥の糞の直撃も恐るべき惨事です。
鳥が群がっている電線などを避ければよいのですが
考え事などをしていて
ついその下を通ってしまうことがあります。
運が悪いと直撃弾を食らいます。


大阪に住んでいたころ
よくブックオフに通っていました。
店の通りの街路樹が深く繁っていて
夏になるとそこに鳥がたむろしていました。

何の鳥かは分かりませんが
ギャーギャー騒ぐだけ騒いで
いっせいに飛び立ちます。
飛び立つ際に
遠慮会釈なく糞をひり出して行きます。

あれは恐怖でした。

おしまい

漫画における長期連載

【皇紀2672/08/20】

漫画「グラップラー刃牙」シリーズの第3部である
『範馬刃牙』が最終回を迎えました。
しかし最終回を迎えたのは第3部であって
シリーズそのものはこれからも続くそうです。

「刃牙」シリーズの連載が始まったのは20年も昔でしたが
私が初めて読んだのは5~6年前のことでした。
その当時ブックオフの100円コーナーに
第1部全42巻が欠けることなく並んでいたように記憶しています。

クセのある絵柄に好き嫌いが分かれるとは思いますが
最強を渇望してひたすら戦う格闘家たちの物語は
それなりに面白かったです。

ですが
「刃牙」の単行本は第1部と2部だけで70巻を超えます。
これに第3部を加えると110巻ぐらいになりますから
とても全部は読んでいられません。

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「刃牙」に限らず
私は長すぎる漫画にはついていけません。
『ナルト』も私は途中で脱落しました。

ところが
逆に愛読者は
どれだけ長くなっても許してしまいます。
むしろ
その作品の世界に浸ることを快とするゆえに
長くなればなるほど嬉しいのだそうです。

かくて
いったん読者の人気を得た漫画は
漫画家・編集者・出版社・読者の共同謀議で
ひたすら長く引き伸ばされます。

別に悪いことではないのですけどね。

ただ
ここ数年
漫画が持つパワーが衰えてきたように思うので
その原因の一つに連載の長期化を疑ってみました。

つまり
漫画家一人の精神エネルギーを
単行本数巻分に凝縮するより
数十巻に拡散してしまえば
それだけ
漫画パワーは薄まってしまうわけです。

でも
パワーが薄いから気楽に読めるということもありますから
これも別に非難すべきことではないのですね。

しかし「週刊少年サンデー」の50万部割れが
間近に到来しつつあることから分かるように
漫画業界そのものは確実に斜陽に向かっています。
なだらかに終わってしまうかもしれませんが
漫画の魅力のなさに気づいた読者が
一気に引いて壊滅的破局を迎えるかもしれません。

おしまい

初めての護国神社

【皇紀2672/08/16】

昨日、8月15日に
初めて護国神社に参拝しました。

護国神社へは電車と歩きで片道40~50分。
家を出る時に空を仰いだら
嫌な色の雲が波となって西におり重なっていました。
不吉な予感がしましたが
はたして
神社に着いて鳥居をくぐろうとしたその時に
パラパラと大粒の雨が降ってきました。
だから
拝礼した後は
小ぢんまりした資料館で雨宿りしました。

資料館には私のほかに
夫婦らしき若者やどっしりしたおじさん
仕事の合間を縫って来たのか作業服姿の男性などが入ってきました。

神社への参拝者は
多いわけではありませんが
それでも途切れなく誰かが訪れているという印象を受けました。
一人が出て行ったら、一人が入って来る
そんな感じでした。

ちなみに
私の前に参拝した人は家族連れでした
小さなお子さんに
「鳥居の真ん中を歩くな」と注意していましたから
作法を心得た方みたいでした。

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昨日の参拝は
8月15日にどんな人がどれくらい来ているか
調べることも目的にありました。

ある人のブログを読んでいたら
「昨年の8月15日に二時間かけて護国神社に行ったのに
参拝者が年寄り夫婦しかいなかった。
すぐ近くのパチンコ屋には客がギュウギュウ入っているのに。
悔しい!」
みたいなことが書いてあったので
好奇心が動かされたのです。

それで
実際に自分で行ってみたら
絶望的に少ないわけではありませんでした。

しかし
多いわけでもないのですね。

8月15日に英霊に感謝の心を捧げたい人は少なくないでしょうが
護国神社に参拝する知識はないかもしれません。
参拝は靖国神社でするもの、と思い込んでいる人も多いでしょう。
かく言う私も
件のブログにたまたま行き当たるまで
護国神社に詣でるという発想そのものがありませんでした。

各都道府県に一つはある護国神社。
そこさえ遠くて行けないのなら
靖国神社や護国神社の方角に向かって遥拝するという方法もあるそうです。
これも
教えられなければ知らないままです。

こういうことは学校で教えてくれるとありがたい、と思うのは
私だけでしょうか。

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実は私は
愛国心があるにはありますが
それほど強いわけでもありません。

そんな私でも
チャンネル桜の番組を見ていると
妙にムラムラした気分になってしまいます。
チャンネル桜を知らなければ
護国神社に行くなど
考えもしなかったでしょう。

思えば
チャンネル桜から情報を得るようになってから
私の政治的傾向はかなり右に振れるようになりました。

かつての私は
従軍慰安婦問題も信じていたし
南京虐殺も疑いませんでした。
日本はアジアで残虐非道な行ないをしたと恥じていましたし
憲法九条改正にも理由なく反対でした。

それが今は・・・・・・。
変われば変わるものです。


おしまい

害虫には厳しく

【皇紀2672/08/14】

アルバイト農民の畑仕事ネタです。
書いたのは先月ですが
載せるのを忘れていました。

5月の記事「害虫死すべし」で
畑で害虫を見つけても殺すのに躊躇してしまう、みたいなことを書きました。

子どもの頃は害虫どころか蛙でさえも結構平気で殺していましたが
大人になって、心の中でブレーキがかかるようになってしまいました。

6月にジャガイモ掘りをしていた時も
例によってコガネムシの幼虫がたびたび掘り出されました。

こんな場合
以前なら、どこか遠くへ放り投げていました。
しかし、今回は断固たる態度でもって害虫に対処しました。
すなわち、長靴の踵で冷徹非情に踏み潰しました。
ためらって弱く踏むと幼虫は土にめり込み
苦しむばかりでなかなか死ねません。
したがって
すみやかに確実に息の根を止めるべく踵に全体重をかけました。

そんなこんなで作業を続けていると
備中鍬(びっちゅうぐわ)で掘った土から
きれいな黄金色の物体が出てきました。
私は初めて見ましたが
人工物のような、むらのない色つやのその物体は
コガネムシのサナギでした。
そばには幼虫だったころの抜け殻がありました。

サナギは
指先でさわるとイヤイヤをするように身をくねらせます。

なぜか私は
このサナギを見て
ツタンカーメン王を連想しました。
包帯グルグル巻きのミイラ、あるいは
それを収めた棺の姿をサナギに結びつけたのかもしれません。

乳白色の幼虫がサナギに姿を変えるのも不思議ですが
このサナギから可愛げのない成虫が背を割って出て来るのも不思議です。
私はこのサナギに何かしら神々しいものを感じました。

感じましたが、やはり、踏み潰しました。
よく考えてみれば
こいつが成虫になれば
卵を産んで、作物の根を食い荒らす幼虫を量産します。

という訳で、仕方ありません。
見つかったのが運の尽き、です。

おしまい

田嶋陽子の天才的舌技

【皇紀2672/08/06】

一部では右翼による弱い者いじめ番組とも言われている
「たかじんのそこまで言って委員会」。

保守系の論客が居並ぶなか
田嶋陽子は唯一、左翼の論陣を張って
彼らに対抗していました。

もっとも
田嶋陽子がどれほど懸命に弁舌を振るっても
滑稽な道化でしかありません。
なぜなら
彼女の弁舌術は
どこまで行っても「観念の遊戯」でしかないからです。
どんな過激なことを言っても中身は空っぽ。
だから視聴者は
頭に血が上っても安心して見ていられます。

たとえ中身が空虚だとしても
彼女の弁舌術は神技の域に達しています。

とにかく瞬間的に切り返します。
とにかく反対・否定します。
とにかく無情に攻めます。
これらを田嶋陽子は絶妙の間合いで行います。
すると相手は言葉に詰まるわけです。

田嶋陽子の弁舌は
じっくり聞いてみると
単に相手の言葉の上っ面だけに着目して
これと反対の観念か、これを貶める観念を引っ張り出して
相手にぶつけるだけです。

だから、じっくり聞いていると
彼女が無茶苦茶なことを言っているのが分かるのですが
論戦のさなかの相手は一瞬思考停止に陥ります。
この時の困った様子を見た聴衆は
田嶋陽子が相手を言い負かしたような印象を持ってしまうのです。

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ある意味
徹頭徹尾、印象操作を目的にした弁舌
あるいは、相手を追い詰めるための弁舌です。
それだけに特化しているのだから
議論など最初から成り立つはずがありません。
たとえアリストテレスが
田嶋陽子を説き伏せるためだけに現代によみがえったとしても
かえって言い負かされて面目を失うであろうことは
想像に難くありません。

ある種の天才ですね。

おしまい

サイト開設から1年

【皇紀2672/08/01】

昨年8月の開設から
はや1年が経とうとしています。
初めの見通しとは違う方向に発展してきたので
整理のために
当サイトの現況を眺めてみようと思います。

もともと当サイトは
創作マンガ『七獅武遊録』を小出しに発表するために開設したものです。

初めの予定では週に1~2回
マンガを連載する予定でしたが
細切れに発表されたら読者も読みづらいだろうと思いなおし
ある程度まとめて発表することにしました。
そのため
漫文と雑文が中心のサイトになりました。

当サイトの分館と言うべき「紅而blog」を開設したこともあり
現時点では
急いで載せたい雑文を「紅而blog」に
その他の雑文および漫文を当サイトに掲載しようと考えています。

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『七獅武遊録』の第4話ですが
今現在、着色作業が終わっています。
あとは
文字(セリフ)の入力と
画像をコマごとに切り分け、圧縮する作業が残っています。
今月中には何とかなる・・・・・・予定です。

しかし
第4話に関しては
意欲がまったく湧きません。
読み返すと
「失敗作だァ~ッ!」と天を仰いで咆哮したくなる出来なのです。

それでも
ペン入れまで終わった作品は
どんなものであれ掲載する義務を自らに課しています。

だからチマチマ作業をしております。

おしまい

青山繁晴超人説

【皇紀2672/07/30】

今日はとてつもなくしょーもない意見を陳べます。
余程ヒマな人以外は読まないでください。
それと、頭の固い人も御遠慮ください。

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青山繁晴さんはシンクタンクの社長ですが
私から見れば哲学するジャーナリストです。
青山さんの番組は大阪にいるときはテレビで
引っ越してからはネットで見ています。

ここ4~5年
青山さんの明晰な思考と公正な態度に惹かれて
その発言に注目してきました。
にも関わらず、一向に親しみを感じることができないのは不思議です。
青山さんのお顔をパソコンの画面で拝見するたびに
私の中の苦手人間感知センサーが激しく反応するのです。

なぜ?

こんなことを考えていた折り
チャンネル桜の
【青山繁晴】子供と親、若者と国への貢献の話[桜H24/5/11]を視聴しました。
その中で青山さんの驚愕の事実が明かされました。(6分ごろから)
青山さんは生まれて間もなく
文字通り、母体から出てすぐに
「立った」とのことです。
御本人は信じてないみたいですが
御母堂からそのように聞かされたとのことです。

この時、この瞬間、積年の疑問が解けました。

青山さん、あなたは、常人ではありません。
あなたは、超人です。

パソコンの画面を通して放出されていたのは
彼の人並み外れた精神エネルギーだったのです。
それに対して自我を防御するために
私は無意識にバリヤーを張っていたに違いありません。
それが
苦手人間感知センサーがビービー鳴っていた理由だったのです。

考えてみれば、青山さんは歯を磨かなくても虫歯にならないし
ほとんど眠らない割りには常人以上の仕事をこなしているし
前から何か変だと感じていました。

そしてついに青山繁晴超人説に到達したのです。

超人と言っても、スーパーマンのような肉体における異常パワーでなく
精神における過剰パワーの持ち主と言ったほうが良いでしょう。

謂わば
昔の少年マンガの主人公みたいな感じですね。
いまどきの漫画は読んでないから分かりませんが
昔の少年マンガは
主人公の精神エネルギーが尋常ではありませんでした。
たとえば『うしおととら』とか。

勘違いして欲しくないのは
「青山繁晴=超人=優秀」という主張をしている訳ではないということです。

精神エネルギーが過剰だということは
善のエネルギーのみならず
悪のエネルギーも過剰だということですから。

青山さんは、たまに、すごく狂暴な表情をされます。
これも、過剰なエネルギーのもう一つの作用ですね。私の解釈では。

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青山繁晴超人説はここまでです。
最後まで読んだアナタ、どうでした? 時間のムダだったでしょ?

おしまい

ダンゴムシ奇譚

【皇紀2672/07/21】

数日前から部屋にダンゴムシが多数出現するようになりました。

木造家屋に住んでいるわけでもなく
窓もほとんど閉めているのに
いったいどこから入ってくるのだろうと不思議に思いますが
ダンゴムシは現れます。

一昨日の晩は特に多かったです。
それで
捕まえたダンゴムシを紙コップの中に放り込み
上から四つ折りの紙を蓋にしておきました。

朝になりました。

紙コップの中を覗いて見ると
やけにすっきりしています。
7~8匹いたはずのダンゴムシが
3匹ばかりに減っているではありませんか。

「逃げられた!」と初めは思いました。
しかし、よく考えて見ると
紙コップの上まで這い上がって
蓋の隙間を探して逃げるなんてことが
できるのでしょうか。

悶々と不思議な思いにとらわれ
ネットで検索したところ
こんなことが分かりました。

ダンゴムシは共食いすることがあるそうです。

共食いならば数が減るのも道理です。

しかし
いかに空腹が極まったにしても
一晩で跡形もなくきれいに仲間を平らげてしまえるものでしょうか。

考えれば考えるほど、謎が深まります。

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そして昨晩
またしても出現したダンゴムシを
紙コップの中に入れて紙の蓋をしておきました。

しばらく経って見ると紙の蓋の縁をモゾモゾとダンゴムシが這っています。

脱出していたのですね。

どうやら紙コップのつなぎ目のギザギザを足がかりに
上へ上へと這い上がり
蓋と紙コップのわずかな隙間から外に出たみたいです。

捕らえていたダンゴムシすべてが消えていたのなら
「逃げ出したんだ」と合点したでしょうが
中途半端な数が残っていたから共食い説に傾いてしまいました。

しかし
同じダンゴムシでも
脱出できる者とできない者が分かれてしまうのですね。
彼らにも個性と意志があるのでしょうか。

おしまい

七獅の第4話が進まない

【皇紀2672/07/15】

『七獅武遊録』の第4話を掲載しなければならないのですが
まったく作業が進んでいません。
ペン入れはとっくの昔に終わっているのです。

後は、着色して、セリフを入れて、データを圧縮して・・・・・・
という、パソコン上の作業のみです。
はっきり言って楽な作業です。

しかしこれが、なかなか進みません。

なぜ進まないか?

作業のために液晶ディスプレイ上で第4作を見ていると
しみじみ実感します。
「これは失敗作だな」と。

グラフィック・ソフトを起動しても
自分の作品を見たとたん
一気に萎えます。

という訳で
第4話は来月にずれ込むかもしれません。

以上、トホホな言い訳でした。

おしまい

リアル店舗とネット通販

【皇紀2672/07/12】

今回は長い割りには中身がない話です。
この点を御了承の上、お読みください。

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電話機を買い換えるために家電量販店に行きました。

自転車で行ける範囲の3店を回って検討。
機種を絞って、まずはA店に。

目当ての機種は棚に展示してあります。
断り書きには
「棚の下を自分で探してレジまで持って来い」と書いてあります。
そこで
腰をかがめて探しましたが、なさそうです。
姿を現す気配がない店員をようやく見つけて在庫の有無を尋ねました。
結構ながく待たされた上で
「在庫はございません」との返事をもらいました。

B店は
本当に安っぽいモノしかなかったので通り過ぎました。

C店では
やはり、広い店内に姿を見せず潜んでいた店員を探し出して
展示してある機種を買いたい旨を伝えました。
店員は「調べてくる」と言い残して、去って行きました。
ようやく戻ってくると
「無いですね、この商品は」と事務的に言ってくれます。

私としては
展示しているのだから在庫はあるはず、と思い込んでいました。
無いのなら「在庫切れ」の札でも貼っておくべきでしょう。

購買意欲はしぼみました。
それで
自転車でグルグル回った挙句に成果なしで帰路につきました。

不思議だったのは
どちらの店も
どう考えても店員さんに売る気が見られなかったことです。
言葉遣いは丁寧ですが
「マニュアルで命じられている対応はいたします。
問われたことにもお答えいたします。
それだけです」
みたいな感じでした。
取り付く島がないというか
コンピュータの端末を相手にしている気がしました。

あるいは
私の顔が「応対不要のプア客リスト」にでも載っているのでしょうか?

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電話機は買い換えたい。
しかし
リアルの小売店に行く気力は萎えてしまいました。
そこで私は
ネット通販を利用することを思いつきました。

検索してみると
大手の家電量販店がオンライン上でも販売を行なっています。
リアルの小売店よりも安い上に
送料も特別期間中ということで無料。
自宅への配送も、最寄の店舗への取り置きも、どちらも可能。
かゆい所へ手が届く、という感じです。

それで
ネット通販に挑戦することにしました。

ネット上の契約というものは
まずは細かい約束事に目を通した上で同意を迫られます。
この時点で引き返したくなります。

「同意」にクリックすると
次に「新規登録」に進みます。
メールアドレスやら何やら個人情報をいちいち打ち込みます。
私はこういう作業を非常に面倒に感じる性質です。
7割くらい記入した段階で嫌気が差しました。
何か自分がひどく無駄な作業をしているような気がしてきました。
それで脱落。
ネット通販はまた次の機会に試みましょう。

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結局は
またC店に行きました。
電話機売り場も、その周りにも
店員の姿が見えません。
客が帰るまで息をひそめて隠れているのでしょうか。
ドライヤー売り場でようやく見つけた女性店員に声を掛けると
なぜかギョッとした顔をされました。
やはり
私の顔が「応対拒絶客リスト」に載っているのかもしれません。

この店で
取り寄せを頼みました。
最初からこうすればよかったのですね。

それにしても
電話を買い換えるだけなのに
結構な時間と労力を費やしてしまいました。

おしまい

本屋に青山本が無い理由

【皇紀2672/07/06】

以前の記事で
青山繁晴さんの著書『ぼくらの祖国』が
発売から4か月間
4軒ある地元の本屋のどこにも置いていなかったことを書きました。

私は、これを
「全国で売れに売れていて
田舎の本屋には回ってこないんだろうな」
くらいに考えていました。

しかし
どうやら真相は違うみたいです。

以下の『 』内は、チャンネル桜の番組
【青山繁晴】青山の嗜好、メタンハイドレートと情報源との関係[桜H24/6/22]
からの部分的な書き起こしです。
(著作の売れ行きについて触れた後、2:30頃から)
『ボクの正直な感想を言うと、やっぱ祖国って言葉を使っただけで、扱ってくれない書店とか。それから、この間、用事があって東京大学へ行ったんですけども。東京大学の駒場のほうのキャンパスの生協に寄ってみたら、もうとにかく、ボクの単なる印象ですよ、でも徹底的に無視されてました。これは実はボクが勝手に思ったんじゃなくて、大学の内部からメールをいただいて、「生協と、いろいろ交渉したんだけれども、とにかく青山繁晴の本は置かないって言われた」と。これは、生協側に確認してないから違うかもしれません。あるいは、その訊いた人と、その生協のその人との対話だったと考えるのがやっぱフェアだと思いますけどね。まあ、しかし、祖国って言葉がタイトルに入っている本っていうのはなかなか、簡単に売れるわけには行かないっていうのが本当のところで』(以下、扶桑社について云々は省略)

なるほど。

ちなみに 地元の本屋には
『ばくらの祖国』以外の青山さんの著作も全く置いてありません。

なぜ置いてないのか
前から不思議に思っていましたが
これで腑に落ちました。

もちろん
東大の生協と田舎の本屋は関係ないのでしょうが
何かしら相通ずるものを感じます。
文字に関わる仕事をする人は
なぜか左翼が多いですから。
彼らにしてみれば
「青山繁晴=右翼=排除すべき存在」でしかないでしょう。

それにしても
こういう話を知ってしまうと
本屋がバタバタ潰れている理由も納得が行きます。
それは決して活字離れが原因ではなく
単に
売れるものを売らないからに他なりません。

おしまい

石垣市の尖閣寄附金

【皇紀2672/07/01】

石垣市が募っている
尖閣諸島の維持管理のための寄附金ですが
ゆうちょ銀行の口座が開設されたので
振り込んで参りました。

しかし、振り込めない!
朝一番に自転車をこいで郵便局に行きましたが
ATMを3回操作しても振込み(送金)ができませんでした。

実は1か月前に
東京都に尖閣諸島の寄附をするために
ゆうちょ銀行から振り込もうとした時も
上手く行きませんでした。
この時は
通帳だけで操作したので
カードも必要なのかと思い
自転車で家に取りに帰りましたが
またしても失敗。
窓口の女性職員に助けを求めてたのですが
素っ気無くあしらわれて諦めました。
結局
某銀行から振り込みました。

1か月前はゆうちょ銀行からみずほ銀行への振込みだから駄目なのであって
今回はゆうちょ銀行同士だから上手く行くのでは、と思って挑戦しましたが
あえなく失敗。

ネットで「ゆうちょ銀行 ATM 送金 方法」で調べた結果
「通帳に問題があるのでは?」という結論に達しました。

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それで
またまた郵便局へ。

窓口の女性職員に通帳を見せて尋ねると
「この通帳で、送金できますヨ」とのことです。

という訳で
ATMに通帳を挿入し
石垣市のホームページに載っていた口座番号を入力し
些少ですが寄附金の額を打ち込みました。
結果は失敗。

窓口に戻って
先ほどと別の女性職員に事情を話すと
パソコンで何やら調べてから
「この通帳は古いのでATMでの送金は出来ません」とのこと。
やはり通帳に問題があった訳です。

しかし
最初の職員も気づかなかったのだから
素人の私が通帳を見ても分かるはずがありません。

結局
5分ほどで職員が通帳のデータを書き換えてくれました。

そして
何度目かのATMでの振り込みを試みました。
ようやく、成功。

これからも
月に1~2回ほど尖閣寄附金を振り込むつもりです。

おしまい

目次

・今回もセミの話
クマゼミ
自転車で困ること
漫画における長期連載
初めての護国神社
害虫には厳しく
田嶋陽子の天才的舌技
サイト開設から1年
青山繁晴超人説
ダンゴムシ奇譚
七獅の第4話が進まない
リアル店舗とネット通販
本屋に青山本が無い理由
石垣市の尖閣寄附金

当サイトについて

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