駄文+WEB漫画 紅而遊戯

雑文 2672年5~6月

・・・・・・・


目次は右欄にあります。

→巻頭 | →過去作品目録 |

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偉大なるあだち充

【2672/06/30】

あだち充さんの新連載が小学館の月刊漫画誌で始まりました。
それについて、ちょっとした話題が。

6月号に掲載した第1話を7月号に再び載せることになったそうです。
何でも
6月号が全国の書店で売り切れ続出。
あだち作品の第1話を読み損ねた読者が出現。
彼らへの配慮のために同じ作品を2号つづけて掲載することに。

あだち充人気が
小学館側の発行部数の読みを超えたということですね。

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マンネリと言われようが
作品もキャラも全部同じと言われようが
あだち充さんは偉大な漫画家です。
これだけ長期にわたって
数十万の愛読者を裏切らずに作品を作り続けている事実が、その証拠です。

と言っても私は
あだち作品には興味がないのです。
いくつか読んではみましたが
どうも作品の世界に入り込めませんでした。

あだち作品に見られる
間の取り方、構図、語り口は上手いとは思います。
しかし私とは
根本的に波長が合わないのでしょう。

そんな私ですが『タッチ』だけは面白いと思いました。
正確に言うと
『タッチ』の中で鬼監督の柏葉英二郎が出て来る部分
あそこだけは緊張感が他と違い
作品に引き込まれました。

基本的にあだち作品は話の運びも登場人物の性格もまったりしています。
淡白と言っていいかもしれません。
ところが
『タッチ』の柏葉英二郎は例外的に重苦しい葛藤を抱えています。
私が感じた面白さは
彼が醸し出す異常な危うさが魅力だったのではないか
と、思います。

果たして
柏葉英二郎はあだち充さんが作り出したのでしょうか?
それとも編集者の発案でしょうか?
どちらにしても
作品そのものを壊しかねないあの男をねじ伏せて
感動の物語に収斂させたあだち充さんの技量に脱帽です。

おしまい

農作業の何がつらい?

【2672/06/24】

今回は
ふやけたアルバイト農民による
取るに足らない感想文です。

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先日、実家の畑でジャガイモを掘り起こしました。
もちろん、ジャガイモ掘り機などありません。
肉体作業です。

天気予報では晴れ。

ということで
上は長袖シャツ一枚で作業することに。
今年の6月は
暖かい、というより暑い日が続いていましたから
「これで充分だろう」と判断しました。

ところが天気予報は外れました。

遅めの朝食を終えて畑に出て見ると曇り空。
ポツポツと小さな雨粒が落ちてきます。
おまけに
強くて寒い風が途切れなく吹いてきます。

「体を動かしていれば温まるだろう」と考えたのが誤りでした。
肉体作業による体温上昇よりも風の冷たさが勝って
どうにも具合がよくありません。
結局
作業が終わるまでの3~4時間、風に苦しめられました。

このように
農作業は
体力の消耗よりも
他のところに労苦があります。

一つは気候です。
寒さも暑さも、どちらも嫌ですね。
冬場に無用心でいると
霜焼けになったり
下半身の鬱血がひどくなったりします。
夏場は立ちくらみ、その他です。

もう一つは虫です。
ジャガイモ掘りの時も
気温が低かったのに蚊が出てきました。
蜂や毛虫も要注意ですが
私は何よりも蚊がいちばん鬱陶しいです。
あの耳障りな羽音を聞いただけで血圧が上昇します。

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もちろん
肉体作業自体にもつらいものがあります。
すでに亡くなりましたが
大正生まれの祖母は背中が直角に曲がっていました。
農業機械の無い昔の人は大変でした。

しかし
不思議なことに
祖父の背中は比較的まっすぐでした。
同じくらいの作業を同じくらいの年月こなしてきたはずなのに
祖母との違いはどうして生じたのでしょうか?

おしまい

七獅武遊録の反省点

【2672/06/19】

先月下旬に『七獅武遊録』第2話を終えました。
今回はその反省を。

「絵が下手である」とか
「話が安易」とか
「全然おもしろくない」といった
本質的な問題はさておいて
やはり、読みにくかったのではないかと思います。

1回の連載で20コマの絵を縦に並べました。
それを9回続けました。

ストーリーを細かく分割しすぎました。
1時間のテレビドラマを10分ごとに切り取って見せられるような
そんな感想を持たれた方もいるかもしれません。

あえて申し開きをさせていただくと
作り手としては少しづつ分けてサイトに掲載するやり方が
精神的に楽なんですね。
当サイトを作る際も
小刻みに創作漫画を連載することが前提でしたし。

しかし
実際に2話まで連載を終えて振り返ると
「これでは読みにくいのではなかろうか」と思うようになりました。

反省します。
その上で第3話を掲載します。
乞う御期待。

おしまい

驚異のキャパシタ

【2672/06/14】

前回、電気自動車の記事を書きました。
その際、バッテリーについて調べているうちに
キャパシタを知りました。
キャパシタとはコンデンサの別名です。

ネットでキャパシタについて調べると
まさにいいことづくめの蓄電媒体。

すなわち
従来型のバッテリーは電気を蓄えるのに化学反応を経なければならないのですが
キャパシタは電気をそのまま蓄えることができます。

キャパシタは短時間での充放電が可能です。

キャパシタは繰り返される充放電に対して耐久性があります。

他にも長所はあるのですが割愛。

こんな素晴らしい蓄電媒体があるのなら
原発を全廃して
太陽光で作った電気をキャパシタに蓄えればいいのに、と思いましたが
長所ばかりではありません。
キャパシタは大容量の蓄電が苦手です。

大容量化の研究は各所で進められているらしく
これが実現したら、すべてのパッテリーがキャパシタに置き換わるかもしれません。

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「キャパシタ カーオーディオ」とか
「キャパシタ ラジコン」で検索をかけると
結構、出てきます。
案外、普及しているんですね。
知らぬは私ばかりなり、かもしれません。

おしまい

超小型車の時代

【2672/06/12】

現在、自動車メーカー各社が
1~2人乗りの電気自動車を開発しています。

その超小型車の公道走行が、今夏にも実現するかもしれません。
国土交通省の判断待ちです。

私は小さい車が好きです。
昔、実家にワゴンタイプの軽自動車があった時は乗り回していました。
やはり、小さいほうが運転しやすいです。
特に、田舎の隘路は。

そもそも
大勢で移動する以外は
小さければ小さいほど効率的だし、経済的です。

という訳で
超小型車には興味津々です。
2人乗りで時速60km出れば充分でしょう。
雨よけのドアが付いていれば言うことなしです。

しかし
電気自動車には特有の問題があります。

一つは音です。
電気自動車は内燃機関が無いため、本当に静かに走るのだそうです。
しかしこれは
歩行者や自転車にとっては怖いことですよね。
音で危険を察知できませんから。

もう一つはバッテリーです。
厳寒の中でも性能を発揮できるのか。
過酷に繰り返される充放電による劣化はどの程度なのか。
安全性は確保できているのか(発火・爆発はしないのか)。

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ちなみに超小型車と言えば
実は今でもミニカーというものが存在します。
オモチャではなくて
実際に人が乗って運転するミニカーです。

しかし
これは全く見かけません。
かつては人気があったのに
普通自動車免許が、運転に必要になって衰退したとのことです。

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ここまで書いて気づいたことがあります。

超小型車が普及したら
これまで軽自動車が入って来れなかった細い道も車が走ることになります。
これは歩行者にとっては脅威です。

便利の犠牲に泣かされる人が出るのは避けたいですね。

おしまい

なぜ真ん中を歩く?

【2672/06/05】

自転車を漕いでいると、ごくまれに
道路の真ん中を歩いている人に出くわします。
車がすれ違えるほど幅がある道です。

その人の後ろから
自転車に載った私は
左をすり抜けようとします。
すると
よろけるように方向転換されて
冷やりとしたこともあります。

別に、隅っこを歩け、と言っている訳ではありません。

ただ、真ん中を歩かれると
このまま真っ直ぐ真ん中を歩くのか
それとも右に寄るのか
あるいは左に寄るのか
後ろを自転車で走る身としては判断しかねるのですね。

私の根拠なき推測によると
どうも、こういう人たちは
自宅の庭の感覚で公道を歩いているようです。
だから隙だらけだし
あたりを見回しもせずに簡単に方向転換します。

事故に遭わなければいいのですが。

おしまい

朝日と尖閣寄付金

【2672/06/03】

東京都が募っている
尖閣諸島の購入・利用の寄付金がついに10億円を突破しました。

そして昨日
朝日新聞がついに
このことを記事にしました。

紙面でも目立たない所に
本文わずか5行で掲載されていました。

「載せたくないけど
後で何かと言いがかりをつけられると困るから
アリバイ作りのために仕方なく記事にしただけさ。
もちろん
誰も読まなくても結構だよ」とでも言いたげな扱いです。

朝日新聞と
中国政府とは
知る人ぞ知る関係にあります。
それでも表向きは公明正大の看板を掲げているため
中国様の勘気をこうむる話題でも
嫌々掲載せざるを得ない訳です。

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石原都知事の呼びかけで
組織としてのつながりがない大衆から
ひと月で、これほどのお金が寄せられました。
日本人の心がどこにあるかを表す出来事です。

しかし
国家意識をとうに捨てた朝日新聞には
取るに足らない些事でしかないのでしょう。

おしまい

今月は少ない更新に

【2672/06/01】

先月は2日に1度の更新でしたが
今月は頻度が落ちるかもしれません。
特に上旬は何かと忙しいので。

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漫画『七獅武遊録』の第3話ですが
今月下旬に掲載する予定です。
しかしこれも
もろもろの事情で延びるかもしれません。

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話は変わりますが
中国人スパイ事件が世間を騒がしています。
正直な話
私は全然おどろきません。

テレビ番組なんかには
中国政府の手先にしか見えない人間がよく出てますからね。

そもそも
朝X新聞や民放ではない某テレビ局なんかにも
その手の人間がウジャウジャいそうじゃないですか。

だから我が国では、スパイ防止法は作れません。
彼らが猛反対しますから。


おしまい

なぜチェックしないの?

【2672/05/31】

奈良市観光協会の外国語版HPで多数の誤訳が見つかったそうです。
その前にも
観光庁の「東北観光博」外国語版HPでやはり多くの誤訳がありました。
どちらも自動翻訳システムが原因でした。

不思議ですね。
担当者はチェックしなかったのでしょうか?

今回は
誤訳事件をきっかけに思い出した昔話を。

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昔、大阪にいたころ、業界でも指折りの印刷会社で働いたことがあります。
もちろん、そこの社員ではなく、下請けとしてです。
オペレーターが入力したデータと元のデータを突き合わせる仕事でした。

その印刷会社を仮に粗忽印刷としておきましょう。
そこでこんな出来事がありました。

粗忽印刷が某大企業の業務用エアコンのカタログを作る仕事を受注しました。
そこで、まず
旧来使っていたカタログのデータ
すなわち品番、価格、機能といったものを
コンピュータに入力することにしました。
データの入力は社外のオペレーターの仕事です。

業務用エアコンのひたすら無機質なデータを
複雑怪奇な約束事にしたがってコンピュータに入力します。
出来上がると、それは、プリントアウトされ
大きな段ボール箱に詰められて粗忽印刷に届けられました。

そして粗忽印刷の社員は我々下請けのところに
その段ボール箱と元のデータを持ってきました。

社員様は
「私たちの計算では、この仕事は3日で出来ます。
しかも、ほかの仕事の合間にやってもらっても
十分間に合います」と
堂々たる態度で宣言しました。

業界大手の粗忽印刷の社員様に
ここまで自信たっぷりに言われて
私などはすっかり感激しました。
(オオ! さすがは粗忽印刷の正社員や。
細かいところまで考えてくれてる。
じゃあ、これは後回しにして
急ぎの仕事をまず片付けよ)
と思ってしまいました。
たぶん、100人中93人は私と同じ判断を下すでしょう。

そして
山と積まれた他の仕事が程よくはけて行った頃合いに
おもむろに、件の段ボール箱を開けて見ました。

これが、とんでもない。

先ほど言いましたが
私の仕事は原則的に入力されたデータと元のデータの突き合わせです。
ところが段ボール箱に詰まった紙には
ほとんど何も入力されていないのです。

初めのうちはそれなりに入力されているのですが
途中から、ほとんど真っ白に。
申し訳に品名と品番が入っている程度でした。

外注先のオペレーターがよほど無気力な人間だったか
あるいはデータ入力の約束事が実現不可能なものだったか。

どちらにしても私の結論は明快です。
「我々の仕事はデータの突き合わせである」
→「その前提たるデータが入力されていない」
→「請負業務の前提が欠けているのだから作業不可能」
→「今日は早く帰れる」
という訳で、内心よろこびつつ、件の社員様に内線をかけました。

社員様はすっ飛んで来られました。
段ボール箱の中の紙束をつかみ出しました。
そして私が指摘するままに
何も入力されていない紙を次々めくります。
言葉もなく。

どうも、この社員様は
外注から返ってきた段ボール箱を
中身を見ずに
まさに右から左へという言葉どおりに
我々のところに持ってきたようです。

私は
(大変やな~。この人、顔色真っ青や)
と、社員様を案じつつ
(白い紙をいつまで見てるんや。
やり直しや、やり直し。
再度、外注に出すしかないやろ)
と、若干イラついてもいました。

社員様はモノも言わずに部屋を出て行きます。
今度は上司を連れて戻ってきました。

上司の悪魔(仮名です。切れ者で通っていました)課長は
にこやかに目を細めて我々下請けに言い渡しました。
「これな。何も入力されてないところに元のデータをコピーして貼ってくれ」

はっきり言って我々の仕事ではありません。
しかし泣く子と粗忽印刷様には勝てません。

だから
やりました。
残業はもちろん
土日も出勤して、やりました。

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最後に
粗忽印刷の名誉のために言っておくと
社員のすべてが頓馬というわけではありません。

それでも
似たような出来事はその後もありました。

それにしても
件の社員様は
段ボール箱の中を見ていないくせに
どうやって「3日で出来る」と計算できたのか
しかも
「他の仕事の合間にやってもらっても余裕で間に合います」と豪語できたのか
今もって謎です。

おしまい

画像の色が!?

【2672/05/29】

『七獅武遊録』の第2話が終わりました。
たぶん
ほとんどの人は気づかなかったと思いますが
あの中にはおかしなところがあります。

「絵が稚拙」
「ストーリーがまずい」という話ではありません。

色がおかしくなっているコマがあるのです。
全体に灰色がかって
白い部分が無くなったり。
灰色であるはずの七獅の髪が
薄紫に変わっていたり。

画像の色数を64にした上で
圧縮(データ量を5分の1に)すると
たまに色が変わるのです。

ほかのコマは何とも無いのに。
ある特定のコマだけがおかしくなるのです。

不思議ですね。

ちなみに使っている画像処理ソフトは
2000円の超破格値でした。
使い勝手はよいのですが
こういう不具合が出るので困ります。
もっとも
私の使い方が間違っている可能性もあるのですが・・・・・・。
デジタルの恐ろしさはこういうところにあります。

しかし
パソコンが無かった時代のことを思えば
贅沢は言ってられません。

害虫死すべし

【2672/05/18】

実家での畑仕事については
「鍬を振るって筋肉痛」(05/06)の中で書きました。
今回は筋肉痛とは違う話を。

耕運機を使っていると気に留めませんが
鍬で畑を耕すとミミズやら虫やらが
嫌でも目につきます。

昆虫類が身震いするほど嫌いな人なら
ウネウネ動くミミズを見たら
悲鳴を上げて逃げ出すことでしょう。

掘り返された土からはコガネムシの幼虫も出てきます。
こいつは作物の根を食い荒らす害虫だから殺さなければなりません。
しかし・・・・・・。

子どもの頃は平気で虫を殺していましたが
大人になると
生き物への慈愛とか
命に対する崇敬とか
小さき者への感傷とか
モヤモヤした何かが邪魔して
害虫を殺すのを躊躇います。
・・・・・・踏み潰して昆虫の体液が飛び散ったら
気持ち悪いという理由もあるのですが。

結局
ヤワになった自分を自覚しつつ
その幼虫を遠くに投げ捨てました。
次からはキッチリ殺すことにします。

思えば
明治生まれの祖父は
罠にかかったモグラを
無情に、というより淡々と殺しました。
(殺すと言っても川に投げ捨てるだけですが)
コガネムシの幼虫ごときで心乱れていては駄目ですね。

余談ですが
モグラって
モコモコして結構かわいいから
動物愛護の人の目にとまれば
モグラ殺し反対運動などが起きる可能性もありますね。

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ネットで「モグラ 料理」で検索したら
結構、出てきました。
新潟ではモグラを食べるそうです!

と言っても
動物のモグラではありません。
新潟のある地方ではキノコを「モグラ」と呼ぶそうです。

終★

外部リンクとブログと

【2672/05/16】

ブログ「紅而blog」を開設しました。

当サイトのサーバーはロリポップと契約していますが
契約内容によると
ブログを一つ開設できるとのことです。
これに気づいたのは1週間前のことです。
ロリポップのサイトに「ロリポブログが云々」と書いてはあったのですが
興味がないので見過ごしていました。
それが
ちょっとした心境の変化でブログを始めることにしました。

例えば、日々の由なし事とか
あるいは、多少の粗があってもすぐに載せたい題材とかは
本館である当サイトよりも
別館であるブログに掲載したほうがいいのではないかと考えました。

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ついでに
「リンク集」も設置しました。
当ページの一番下にあります。

今のところリンク先は二つですが
これからボチボチ増やしていきます。

胡散臭さ漂う朝日

【2672/05/08】

私の実家は昔から朝日新聞ひと筋でした。
(もっとも一時、ビール券につられて変態新聞に浮気したこともありましたが)
従って
物心ついた時から
朝日新聞が身近にありました。

高校生くらいまでは
新聞に嘘が書いてあるなど
考えてもみませんでした。
朝日新聞が
中国での日本兵の蛮行を盛大に脚色しても
朝鮮半島での従軍慰安婦の強制連行を創作しても
疑わずに受け入れました。
あたかも
教師に円周率を教えられた生徒が
3.14を疑わないのと同じ心理でした。

そんな私も
大人になるにつれて
朝日の胡散臭さを嗅ぎ分けられるようになりました。

前ふりが長くなりましたが
今回はそんな朝日の胡散臭さについて
気づいたことを書いてみます。

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先月末の雑文、「朝日のレトリック愛」で
「百人斬り」についての朝日の記事を取り上げましたが
あれには日本の朝鮮統治に関する章が
付け足しみたいにありました。

『大阪府羽曳野市。昨秋、ある中学校が配った在日韓国・朝鮮人をテーマにしたプリントがやり玉に挙がった。プリントには、植民地支配で「日本が奪ったもの」を問い、「土地」「名前」などと答える欄があった。』(引用部分は4月28日付の紙の朝日新聞「加害の歴史 触れぬ学校」より)

抗議によってプリントを回収した話が続きますが
それは省略します。

朝鮮人の土地を奪った、とあるのは
おそらく
朝鮮総督府が行なった土地調査事業のことだと思います。
書籍『ほんとうは、「日韓併合」が韓国を救った!』松木国俊(WAC)の
『第2章 韓国が糾弾する「七奪」を論破!』によると
調査の結果
『耕地全体の四五%が当時の貴族階級であった両班らによって隠匿されていた』ことが
明らかになりました。
したがって
彼ら両班から見たら
「にっくきチョッパリに土地を奪われたァ~ッ!」ということになるかもしれません。
しかし
一般の朝鮮人から無理無体に強奪したわけではありません。
前掲書は次のように書いています。
『実際に朝鮮総督府が接収した土地(李朝時代の国有地を引き継いだもの、および所有者不明で国有地となったもの)は耕地全体の三%でした。これらを接収した過程で、朝鮮総督府が朝鮮人の私有地を奪った事実は全くありません。しかも、その三%の土地も従来からそこで耕作していた小作人(縁故小作人)に安価で売却されるか、安い耕作料で耕作権を保証しました』

それが
「悪辣な日本人が無力な朝鮮人から思う様に奪った」物語にされてしまったのです。

同じことは
いわゆる創氏改名を指していると思われる「名前を奪った」
という言いがかりについても当てはまります。

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上の二つに加えて
百人斬りや南京事件
そして従軍慰安婦問題も
かつては真実であったと広く信じられていたし
信じざるを得ない状況でした。
インターネットが無かった昔は。

しかし
今では何が真実か
自分で調べる人が増えてきました。

ところが
学校の教師や大新聞の記者は
新発見の資料や説得力のある反論を断固として無視し
むかし頭に刻み込んだ教義を後生大事に守り続けています。
そして
生徒や読者を思い通りの方向に引っ張ろうとします。

知性にも人間性にも問題があるのではないでしょうか。

終★

鍬を振るって筋肉痛

【2672/05/06】

先日
実家で畑仕事をしました。
「畝立てをして欲しい」と言われて、行ってみたら
土起こしもやらされました。
仕事の量を後になって増やされるのは困ります。

実家には小型の耕運機もありますが
それには頼らないことにしました。

雑草と石だらけの上
前日の雨で粘りが出た土を耕すのは
我が家の耕運機では力不足です。
やってやれないことは無いのですが
刃に雑草と粘土が絡まると
簡単にエンジンが止まってしまいます。
おまけに大きな石の上に乗り上げると
空回りして進まなくなります。

機械を使わないことで
どれくらい時間と労力がかかるのか知りたくもあったので
今回は
自分の腕に頼ることにしました。

それで
鍬(クワ)を振るっての肉体作業。

鍬の刃がサクッと土に刺さる感覚は気持ちのよいものがあります。
しかし
雑草の根や石に弾かれたりすると
調子が狂い
むかっ腹が立ちます。

結局
休憩を入れて4時間かかりました。
耕運機なら1時間で終わっていたでしょう。
おまけに次の日は全身筋肉痛。
機械のありがたさを痛感しました。

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エンジンで動く農業機械がない昔
農作業は
向かない人にとって
苦行以外の何ものでも無かったでしょう。
田畑を棄てて逃げ出したとしても非難できませんね。

こんなことを
鍬を打ち下ろすまにまに考えていました。

終★

七獅武遊録の反省

【2672/05/01】

「絵が下手」だとか
「面白くない」といった
本質的な批判はさておいて・・・・・・。

漫画『七獅武遊録』の第1話を白黒にしたのは失敗でした。
これに気づいたのは
制作を終えてからでした。
つまり手遅れになってからでした。

この白黒の『七獅武遊録』を液晶ディスプレイ上で見ると
変です。
白が強くなり過ぎるのです。

紙に印刷された漫画は
反射光で読まれるから白はやわらかく目に映ります。
そもそも
紙は完全な白ではなく
象牙色からベージュぐらいの色ですから
目に対する刺戟はそれほどでもありません。

ところが
液晶ディスプレイでは勝手が違います。
透過光で見る、純粋な白は目には頗るきついのです。

実はWEB漫画を描き始めた当初
愚かにも私は
「カラーにしたら、その分だけデータが重くなる」と思い込んでいました。
つまり
1色よりも5色のほうが
5色よりも10色のほうが
格段にデータが重くなると決め付けていました。
だから
『七獅武遊録』を白黒にすることを疑いませんでした。

しかし実際は
白黒でも
複雑な図柄や紋様を多く書き込めば格段にデータ量が増えます。
だから
様々な種類のスクリーン・トーンを貼ってしまえば
かなりデータは重くなってしまいます。
これなら
カラーにするほうがましです。
はやく気づくべきでした。

ともあれ『七獅武遊録』の第2話は色を着けてみました。
あくまで
強すぎる白をやわらげるためですから
必要最小限の彩色です。
どんなものになるかは乞う御期待。

終★

目次

・偉大なるあだち充
農作業の何がつらい?
七獅武遊録の反省点
驚異のキャパシタ
超小型車の時代
なぜ真ん中を歩く?
朝日と尖閣寄付金
今月は少ない更新に
なぜチェックしないの?
画像の色が!?
害虫死すべし
外部リンクとブログと
胡散臭さ漂う朝日
鍬を振るって筋肉痛
七獅武遊録の反省

当サイトについて

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